乾電池の単一、単二の「単」の正体は?

2017/10/7 2019/2/17 語源・由来

乾電池

昔は、乾電池といえば電器店で買うものでしたが、最近では、電器店ばかりでなく、コンビニや100ショップでも買えるようになりました。

さて、この乾電池ですが、そもそも何故「乾いた」電池なのでしょうか?
また、単一、単二などと、頭に「単」という文字がつくのは何故なのでしょうか?

現在の乾電池の母体となる電池は、1868年にフランスのルクランシェによって発明されました。
が、この電池は、塩化アンモニウム溶液がこぼれるなど、使い勝手に難がありました。

その後1888年に、ドイツのガスナーが電解液(でんかいえき)を石膏(せっこう)で固めた電池を発明しました。
この電池は、水があってもこぼれないことから、「乾いた電池(乾電池)」と呼ばれるようなったのです。

書物で 議論する 猫

「だからー。おもちゃは乾電池で動くって、ここに書いてあるニャン」

写真は、こちらからお借りしました。

一方、単一、単二などの「単」というのは、「単位電池」の意味です。
1930年代中頃までは、何個かの電池をひとつにまとめて、力の強い電池を作っていました。
が、その後、現在のように、1個ずつの電池を使うようになりました。

つまり、この「単」という文字は、何個かをまとめた電池ではなく、「1つの」電池であるということを表わしているのです。

母親を「おふくろ」「お母さん」と呼ぶのは何故?

2017/10/25 2021/6/10 語源・由来

お母さん おふくろ

母親のことを「おふくろ」、また「お母さん」と呼ぶのは何故なのでしょうか?

母親を「おふくろ」「お母さん」と呼ぶのは何故?

まず、母親をおふくろと呼ぶ理由には諸説あります。
鎌倉・室町時代には、一家の主婦は家庭内で大きな権力をもっていて、財物(ざいぶつ)を入れた袋を持っていました。
ここから、一家の中心である女性を「おふくろさま」と呼ぶようになったといいます。

他には、母親の胎内で、胎児は胞衣(ほうい)という袋に包まれていますが、その様子から母親を「おふくろ」と呼んだという説もあります。

次に、「お母さん」と呼ぶ理由ですが、これは平安時代に上流階級の奥方が住んでいた「北の方」が語源とされています。
これに敬語の「御」をつけて「おかたさま」と呼び、これが変化して、現在の「おかあさん」になったのだといいます。

ジーンズは、そもそも何故紺色をしている?

2017/11/2 2019/2/18 語源・由来

ジーンズ 姿で くつろぐ 女性

世界初のジーンズは、1850年代、ゴールドラッシュに沸くアメリカのカリフォルニア州で仕立て屋として働いていた、リーバイ・ストラウスによって作られました。

ストラウスは、当時労働者が履(は)いていたゴワゴワとしたズボンを、インディゴを使って、泥の汚れが一番目立たない濃紺(のうこん)に染めて販売しました。

インディゴはインド産の紺色の染料で、防虫効果に加えて、採鉱夫(さいこうふ)たちにとって最大の恐怖であったガラガラヘビを追い払う効果があると信じられていました。
これらのことから、このブルージーンズは大評判となったといいます。

ジーンズ姿で 歩く 女性

これが、ジーンズがそもそも何故紺色をしているのかという理由です。

「ごまかす」の語源は、江戸時代に売られていた「胡麻胴乱」というお菓子から?

2017/11/6 2021/3/14 語源・由来

驚く ネコ

「あっ、髪の毛が増えてる! ごまかしだニャン!」

写真は、こちらからお借りしました。

見かけだけで、内容が伴っていないことを意味する「ごまかす」という言葉。
この言葉の語源は、江戸時代に売られていた「胡麻胴乱(ごまどうらん)」というお菓子が由来とされます。

「ごまかす」の語源は、江戸時代に売られていた「胡麻胴乱」から

胡麻胴乱というのは、小麦粉にゴマを混ぜて焼いたお菓子です。
このお菓子は、大きく膨(ふく)らんで香ばしく焼きあがってはいるものの、食べてみると、中身がスカスカ。
大変ガッカリしたことから、「ごまかす」という言葉が生まれたといいます。

他の説としては、弘法大師(こうぼうだいし)の焚(た)いたありがたい「護摩の灰」だとして、偽物の灰を売り歩いた者がいたことが語源であるとする説があります。

「お茶を濁す」の語源は、安いお茶を上等な抹茶に見せかけることから?

2017/11/27 2021/9/20 語源・由来

抹茶

「お茶を濁す」という言葉があります。
この言葉の語源は、安いお茶を上等な抹茶に見せかけることから来ていました。

「お茶を濁す」の語源は、安いお茶を上等な抹茶に見せかけることから

抹茶というのは、お茶の新芽を蒸して乾燥させ、茎柄(ようへい)、葉脈(ようみゃく)を除いて茶臼(ちゃうす)でひいて粉にした、茶の湯に用いる粉茶です。
ひき茶ともいいます。

この抹茶は、かつては貴族や僧侶(そうりょ)だけが楽しむ、特別な飲み物でした。
室町時代以降は、庶民の間にもお茶が浸透(しんとう)していきましたが、それは抹茶ではなく、当然安価なお茶でした。

それを、何とか上等な抹茶に見せかけるため、お茶をかき混ぜ、濁(にご)らせたのです。

そこから、いい加減にその場を繕(つくろ)ってごまかすことを「お茶を濁す」というようになりました。

猫にお茶

「オレたち、お茶が飲めないから、こうやって頭の上に載せてお茶を濁そうニャン」「了解」
“We can’t drink tea, so we’ll just put it on our heads like this.” “Okay.”


画像はこちらからお借りしました。

郵便切手を発明したのは誰? – 「近代郵便制度の父」と呼ばれたローランド・ヒル

2017/12/1 2021/12/17 語源・由来

切手

近年ではPCや携帯、スマホなどを使ったe-mail(イー・メール)での情報交換が一般的となり、使用頻度がめっきり減ってしまったハガキや封書でのやり取り。

ハガキや封書を送るためには、郵便切手が欠かせませんが、この切手は、一体いつ頃、誰が発明したものなのでしょうか?

郵便切手を発明したのは誰?

切手は、1840年に、イギリスで初めて発行されました。
切手を発明したのは、「近代郵便制度の父」と呼ばれたイギリス人のローランド・ヒル(Rowland_Hill、1795年~1879年)です。

Rowland_Hill

Rowland_Hill

写真は、こちらからお借りしました。

当時、郵便物の配達法としては、切手を使わない前払いの方法もありました。

が、切手のほうが優れていたために、またたく間に全世界に広がっていき、今日に至っています。

えっ? サンドバッグの中には、砂は1粒たりとも入っていない!?

2017/12/17 2022/5/6 語源・由来

ボクサー サンドバッグ

ボクシングやキックボクシング、空手の選手などが、練習のときに使うサンドバッグ。
「サンドバッグ」は、直訳すると「砂袋」となるので、当然砂が入っているのかと思います。

が実は、このサンドバッグの中には、砂は1粒たりとも入っていません。

サンドバッグの中には、砂は1粒たりとも入っていない

ボクシング用品メーカーによれば、砂では、長く吊るしている間に、袋の底の部分の砂が固くなってしまうそうで、これを打つと手を傷めてしまうため、砂はサンドバッグの中身には向かないのです。

実際には、サンドバッグの中には、細くしたフェルトやメリヤス、ナイロン生地、スポンジなどが詰められています。

それでは、この袋を「サンドバッグ」と呼ぶのは何故なのでしょうか?

実は、このサンドバッグというのは和製英語なのです。
正しい英語は、

Punching Bag(パンチング バッグ)

です。

英語でSandbag(サンドバッグ)というと、文字通りSand(砂)の入ったBag(袋)という意味で、洪水(こうずい)をせき止めたりするときに使う土嚢袋(どのうぶくろ)を指します。

日本でのみ「サンドバッグ」と呼ぶようになったのは、1920年代に日本にボクシングが入ってきた際、当時の練習生が中に何をつめて良いのか分からず、砂を詰めたことに由来します。

が、間もなく砂では手首を痛めると分かり、中身を変えたのですが、名前だけがそのまま残ったというわけなのです。

ちなみに、「サンドバッグ」の中には、水や液体を入れた、いわば変わりもののサンドバッグも存在します。
これは、つめる物によって、重量・硬さを調整しているのです。

参考にしたサイト-Yahoo! 知恵袋
サンドバッグには本当に砂が入っているのですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1212277912

ゴルフのキャディーは、もともと貴族だった?

2018/1/13 2019/4/8 語源・由来

ゴルフのプレーで、クラブを運んだり、プレーに対する助言を与えてくれたりするキャディー(caddie)。
このキャディーの語源は、フランス語の「カデ(cadet)」であると考えられています。

カデは、もともと貴族の第2子以下の子を意味し、「しっかりとした家柄の若者」を指していました。

さて、話は16世紀に遡(さかのぼ)ります。
当時、ゴルフ好きで知られていたスコットランドの女王メアリー・スチュアートは、フランス貴族出身の若者、つまりカデにクラブを担がせてゴルフをするようになりました。

そして、このカデという言葉は、スコットランドでキャディーに変化。

かくして、ゴルフの手助けをする人を、キャディーと呼ぶようになったのです。

「ドングリ」はそもそも何の実? – 「ドングリの木」というのは存在しない

2018/1/26 2021/11/17 語源・由来

ドングリ と落ち葉

「♪ドングリころころどんぶりこ~♪」

と、童謡でも歌われるドングリ。
公園などにもよく落ちているこのドングリですが、これはそもそも何の木の実なのでしょうか?

こう書くと、

「え?」

と驚かれる方がいらっしゃるかも知れませんが、実は「ドングリの木」というのは存在しません。

「ドングリの木」というのは存在しない

ドングリというのは、ブナ科の、特にカシ・ナラ・カシワなどコナラ属植物の果実の総称で、果皮(かひ)が硬く熟して、地面に落ちたものを「ドングリ」と呼んでいるのです。

これらの木から落ちたドングリは、いずれも非常に良く似ており、実際、ドングリを見てその落ちてきた樹種を正確に判別するのは容易ではありません。

ドングリ を食べるリス

このドングリの語源には諸説あります。
ひとつは、栗(くり)のようにおいしくはなく、なおかつそのままでは食べられないことから「鈍な栗=ドングリ」となったという説です。

その他には、ドングリは古くからコマとして利用されていたため、コマの古い名称である「つむぐり」から来たという説もあります。

「スルメ」が「アタリメ」と呼ばれるのは何故?

2018/2/26 2019/2/17 語源・由来

スルメ アタリメ

「スルメ」とは、イカを開いて、取り出した内臓を干したものです。
居酒屋などでは、これを「アタリメ」と呼ぶこともありますが、この言葉の起源は江戸時代にあります。

当時のギャンブラーが、「スルメ(擦る目)」では使い果たしてしまいそうなイメージがあるため縁起が悪いと、シャレで「アタリメ(当たり目)」と呼んだのが最初といわれます。

また、このスルメが新年や婚礼といっためでたい席に縁起物(えんぎもの)として出されるときには、長寿を祝う「寿」と、嫁(とつ)ぎ先に末永く留(とど)まる意を込めた、「留女」という漢字を使い、「寿留女」と表記されます。