10月なのにOctober(octo=8の意)という理由,シカト(無視するの意)の語源は花札,ラムネに「玉」と「炭酸」は不可欠他

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10月なのにOctober(octo=8の意)という理由

英語での月名、Octoberは、ラテン語表記に同じで、これはラテン語で「第8の」という意味の “octo” の語に由来している。一般的な暦では10番目の月であるが、紀元前46年まで使われていたローマ暦では、一般的な暦の3月が年始であり、3月から数えて8番目という意味である。

出典
10月 – Wikipedia

年始が3月だったから、8番目の月と呼ばれる10月。
なお、8番目を意味する月が10月になっている理由として、以下のエピソードを耳にすることがありますが、それは間違いです。

「カエサルとアウグストゥスが自分の名前の付いた月を6月と9月の間に強引にねじ込んだため(前者は7月生まれ、後者は8月生まれ)、9月以後が2つずつ後ろにずれた」

7月がユリウス(Julius)・カエサルの名前からJulyになり、8月がアウグストゥス(Augusut)の名前からAugustになったというのは事実ですが、彼らは6月と9月の間に自分の名前の月をねじ込んだのではなく、7月と8月の名前を自分の名前に変えただけです。

出典
atomayopro.web.fc2.com
年始が3月だったという証拠は、10月だけでなく、9月、11月、12月にも見つけることができます。

9月なのにその英語名がラテン語のseptimus(第7の)に由来するSeptemberなのも、11月なのにnonus(第9の)に由来するNovemberなのも、12月なのにdecimus(第10の)に由来するDecemberなのも、全て3月が年始だったことに由来しています。

固有名詞の重言① 砂漠砂漠(サハラ砂漠・ゴビ砂漠)

出典
www.eurasia.co.jp
タイトルにある重言(じゅうげんorじゅうごん)とは、同じ意味の言葉を重ねた表現・熟語・単語のこと。二重表現や重複表現とも言われます。

「今朝の朝刊」や「お金を入金する」や「頭痛が痛い」などのような重言が巷に溢れています。
名称自体に「砂漠」の意味を含むことから、英語やフランス語では砂漠を意味する語(Desert/Désert)は添えず、単に The Sahara、Le Sahara と呼ぶのが正式である。 日本語では、慣用的に「サハラ砂漠」と呼びならわしている(つまり重言である)。

出典
サハラ砂漠 – Wikipedia

モンゴルから中国に広がるゴビ砂漠もまた重言。
ゴビ砂漠のゴビはモンゴル語で「沙漠、乾燥した土地、礫が広がる草原」の意味なので、ゴビ砂漠は砂漠砂漠ということになります。

固有名詞の重言② ダンスダンス(フラダンス)

出典
ja.wikipedia.org
「フラ」の意味がダンスであることから、専門家の間では「フラ」と呼ぶが、世界的にも、一般には英語の一般名詞ダンス(dance)を補い、フラダンスと紹介される。

出典
フラ – Wikipedia

シカト(無視するの意)の語源は花札

花札で10月(紅葉)の10点札が、そっぽを向いた鹿の絵柄であることに由来する。この事から転じて、博徒の間で無視の隠語となった。

出典
しかと – Wikipedia

そっぽを向いている(=無視している)ように見える鹿の札が十月の札、すなわち、「鹿の十(しかのとお)」が転じて(短くなって)「しかと」となったというわけです。
画像左の鹿の描かれている札が「シカト」の語源になった札

出典
blog-imgs-12-origin.fc2.com
画像左の鹿の描かれている札が「シカト」の語源になった札

ラムネに「玉」と「炭酸」は不可欠

昭和53年に公正取引委員会景品表示指導課(当時)から、次のような回答が出されています。

「ラムネに係わる表示で消費者が誤認するおそれがある等の事態が生ずることは好ましくないと考える。なお、『ラムネ』とうい名称は、玉詰びんに詰められた炭酸飲料について使用されてきたと理解している」

出典
全国清涼飲料協同組合連合会

つまり、「球詰めびん」と「炭酸飲料」という2つの要素がないとそれはラムネではない、ラムネと呼んではいけないということです。

出典
blog-imgs-31-origin.fc2.com
これは、逆に言うと、この2つの要素がそろいさえすれば、それはラムネだということでもあります。

したがって、「球詰めびん」の中身がコーラでもそれはラムネです。何故なら、コーラは「炭酸飲料」だからです。ファンタでも可。
でも、「球詰めびん」に入っていても中身がコーヒー牛乳ならラムネと呼ぶのはダメです、コーヒー牛乳は「炭酸飲料」じゃないからです。

タイの首都の名前はめちゃくちゃ長い

バンコクの儀式的正式名称は長く、下記のとおりである。

クルンテープマハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラスィット

出典
バンコク – Wikipedia

長すぎてタイの国民も覚えられないとのことで、タイ人は最初の部分から『クルンテープ』と呼んでいるそうな。

出典
img.4travel.jp
なお、その意味は、

イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都

になるとのこと…うん、ありがたい都市だということだけはよくわかりました。

「上院」と「下院」と呼ばれる理由

「上院(upper house)」「下院(lower house)」という言葉は、アメリカの首都がフィラデルフィアにあった頃、議会が使用していた二階建ての公会堂(現在の独立記念館、当時の大きめな家屋と変わらないほどの小振りな建物)で、議員数の多い代議院(House of Representatives)がその一階部分(lower house)を、少ない元老院(Senate)が二階部分(upper house)を使用したことからこう呼ばれ始めたといわれる。

出典
上院 – Wikipedia

アメリカ連邦議会の定員は、伝統的に上院の方が下院よりも少ないのです(現在、上院は各州2名選出で定員100人なのに対し、下院は人口比例を基本とし定員は435人となっています)。

建物の構造上、下の階よりも上の階の方が面積は狭くなるのが常なので、上の階をより人数の少ない院の議員が使用するという判断になるのも自然な流れですよね。
アメリカ連邦議会の議事堂(キャピトル)を囲む一帯はキャピトル・ヒル(Capitol Hill)と呼ばれています

出典
www.mlit.go.jp
アメリカ連邦議会の議事堂(キャピトル)を囲む一帯はキャピトル・ヒル(Capitol Hill)と呼ばれています

東京都のシンボルマークはイチョウと関係ない

←東京都のシンボルマークとはコレ

出典
www.kjclub.com
←東京都のシンボルマークとはコレ

都の木がイチョウなこともあり、このシンボルマークはイチョウの葉を図案化したものだと思っていたら…。

(ちなみに、都の花はソメイヨシノ、都の鳥はユリカモメです)
このシンボルマークは、東京都の頭文字「T」を中央に秘め、三つの同じ円弧で構成したものであり、色彩は鮮やかな緑色を基本とするものです。

出典
都の紋章・花・木・鳥・歌|東京都

あくまで東京都の頭文字である「T」を図案化したというスタンス。
出典元の東京都のHPでも、このシンボルマークとイチョウとを関連付ける記述は皆無です。

よく知られたカンガルーの命名エピソードは俗説

←ずっとこうだと思っていたのですが…

出典
www.chinjuh.mydns.jp
←ずっとこうだと思っていたのですが…

西洋人がカンガルーを指して「あの動物は何と言うのか」と聞いたところ、現地人は(外国語では何を言いたいのか)「わからない」という意味で「カンガルー」と答え、これがこの動物の通称となったという逸話が、テレビの情報番組で紹介されたり、中学の英語の教科書にも載ったことがあるが、これは俗説である。

出典
カンガルー – Wikipedia

「カンガルー(kangaroo)」は、もともとカンガルー(跳ぶもの)を指した現地語「gangurru」が変化したものであると考えられているそうな…むむむ、ずっと間違って覚えていた!

「弘法にも筆の誤り」で弘法大師が間違った文字

応天門の額、打付て後、是を見るに、初の字の点既に落失たり。驚て筆を抛て点を付つ。諸の人、是を見て、手を打て是を感ず。

出典
今昔物語巻11第9話

語源は『今昔物語』の巻11第9話から。

このことわざは、勅命によって門の額を書くことになった弘法大師が、額を「応天門」に打ち付けてから見たところ、「応天門」の「応」の点を忘れていたというエピソードに由来します。
つまり、弘法大師が間違った文字は「応」という字です。

出典
img2.blogs.yahoo.co.jp
ちなみに、書き忘れに気が付いた弘法大師がどうしたかというと、上にもあるように「筆を抛て」、すなわち、「筆を投げて」点を打ったそうです(神業!)。
で、これを見た人が拍手した(「是を見て、手を打て是を感ず」)とあります。

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