くさやは貧乏”くささ”から生まれた?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

伊豆諸島の特産品として知られる「くさや」。魚の加工食品であるくさやですが、特徴は何と言っても独特な「臭さ」でしょう。この臭いが苦手な方も多いでしょうが、食べると不思議と美味しいのも特徴の一つでしょう。一体なぜ、こんなにも臭い食品が生まれたのでしょうか。

くさやの作り方

くさやはムロアジ、トビウオなどの魚を開き、「くさや液」と呼ばれる液体に最長で20時間も付けた後、天日干しされる発酵加工食品です。このくさや液がくさやを作り上げる全てといえるでしょう。このくさや液は古いもので数百年も使っては足され、使っては足されを繰り返されています。本来は発酵させる目的で使用する液体は、毎回新しいものが使われるのですが、くさやにいたっては何度も同じ液体が使われます。その起源にはこんなエピソードがあります。

くさやの誕生

江戸時代には年貢という制度がありました。年貢は主に米で収められますが、伊豆諸島は稲作や畑作に向いていないため、塩を年貢として収めていました。もちろん塩は大変貴重であり、勝手に使用することは厳禁とされていました。

また、伊豆諸島は漁業も盛んであり、釣れた魚を江戸に運ぶまでに悪くなってしまわないよう、保存食として塩漬けの魚が生み出されたのです。しかし前述ひた通り塩漬けに使用するための塩は大変貴重であり、自由に使うことが出来ません。ここから、同じ塩水を使い続けた結果、偶然誕生したのがくさやであると言われてます。

今では貧乏くさいと言われそうな誕生秘話ですが、その時代では仕方のなかったことなのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*