「片腹痛し」はお腹が痛いことではない

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身の程を知らない人の行動に対して、古い言い方で「片腹が痛い」と言います。片腹とは現代でいうと脇腹のことですが、どうやらこの言葉の語源は、人の行動をみてお腹が痛くなるまで笑うことではないようです。

片腹痛しの語源

現代用語辞典であるイミダス(imidas)によると、「片腹痛い」は次のように解説されています。

身の程を知らない他人の言動・態度がおかしくてたまらない。また、ひどくばかばかしく思う。苦々しく思う。笑止千万である。「あなた程度の知識で、この大問題に取り組もうなどとは片腹痛い」
imidas

しかし実はこの言葉、中世以降にその漢字が誤って伝わってしまったのです。

もともと「片腹(かたはら)」は「傍(かたはら)」であり、「傍痛し」は「傍(かたわら)で見ていても気の毒な様」という意味で用いられてきました。しかし歴史的仮名遣いである「は」を「わ」と解釈したところから生まれてしまったのが、「片腹痛し」の誕生のルーツだったのです。

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