綱引きの掛け声「オーエス」の意味と語源

運動会の定番種目でもあり、かつてはオリンピック競技としてまで世界中で人気のスポーツの綱引き

綱を引っ張るタイミングを合わせるために「オーエス、オーエス」と掛け声を発しますが、この言葉の意味語源などはご存知でしょうか。

綱引きの起源

綱引きは世界各所で起源が点在していますが、日本における綱引きは歴史が古く、古来から主に神事として現在まで継がれています。

平安時代末期(1190年頃)に描き始められた、日本最古の漫画としても有名な「鳥獣人物戯画」にも、綱引きをしている様子が描かれています。

「オーエス」の由来

確実な根拠のある説は存在しないものの、最も有力な説として知られているのは、フランス語の「oh hisse(オーイス)」からきているというもの。

明治初期にスポーツとして認知され始めた綱引きは、海外チームとの交流戦も行われていたようです。そこで、イギリス人の指導を受ける際に掛け声として発せられた「オーイス」が、日本人の耳には「オーエス」に聞こえた。というのが由来となっています。

「hisse」の動詞である「hisser」は、「(物を)持ち上げる、引っ張る」という意味で、「oh hisse」を日本語に訳すと「せーの」や「よいしょ」といった意味になります。

ボランティアの本当の意味

近所の草むしりから被災地の援助活動まで。小さな事から大きな事まで様々なボランティアが存在し、活動が続けられています。

今回の雑学ではボランティアの発祥は何なのか、その語源ルーツを探ってみました。

ボランティアとは

そもそもボランティアとは具体的にどういう定義がなされているかご存知でしょうか。ボランティアは以下の4つの原則のもとになされています。

自発性

自ら率先して行動をする。

無償性

報酬を望んではいけない。

利他性

他人の利益、幸福を最優先とする。

先駆性

新しい考えをもって、社会の改善を図る。


つまりは利益を求める事なく、社会(またはその活動)に奉仕する。ということです。第三者に強制されたり、勧誘などを受けて活動に参加した場合は厳密にはボランティアとは呼べません。

このあたりの認識は皆さんが持っているボランティアのイメージそのままではないでしょうか。

ボランティアのルーツ

ボランティアの始まりは11世紀頃までさかのぼります。この時代、十字軍やテンプル騎士団などの各騎士団に対して、自ら志願して兵隊になる者の事を「ボランティア」と呼ぶようになりました。

ボランティアの語源はラテン語の「ボランタス」であり、意志や志願といった意味があります。

元々は戦争に参加するための志願兵をボランティアと呼び出し、今日の奉仕活動を行うものをボランティアと呼ぶように変化を遂げていますが、アメリカなどの国々では、現在も本来の語源の通り、志願兵をボランティアと呼んでいます。

ライオン株式会社の社名の由来

洗剤、石鹸、歯磨きなどの日用品を主軸とした商品展開をしているライオン。日々の生活に欠かせない商品を提供し続けるライオンの、社名の由来は何なのでしょうか。

社名の由来

1891年に小林富次郎商店としてスタートしたライオン。

1896年にはハミガキ粉を発売する事になります。このハミガキ粉の商品名を考案する際、「ライオンの牙は丈夫である」と言うことから、商品のイメージにぴったりだとの事で、商品名を「獅子印ライオン歯磨」として販売を開始したのがライオン株式会社に繋がる由来となります。

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ムートンブーツ(UGGブーツ)は防寒用の靴ではなかった

足元の防寒対策の必需品として、近年は羊の毛で作られたムートンブーツが愛用されています。
しかしこのブーツは本来、寒さ対策として作られたブーツではなかったのです。

ムートンブーツがなぜ作られたのか

1970年代前半。オーストラリア人のサーファー、シェーン・ステッドマンによってこのブーツは開発されました。
開発目的の主となる部分は「海からあがって冷えた足、濡れた足でもすぐに履くことが出来る靴」として、吸収性の高い羊毛を内側に施し、濡れた足の乾燥と保温効果を同時に実現したのです。

この靴はサーファーの方に愛用され、存在が広まっていきました。
そして1982年にUGHを商標登録しました。

しかしその後、1970年代後半になると、オーストラリア人の別のサーファーの男性がアメリカにブーツを輸入。そこでUGG Australiaを設立。
ニューヨークを中心としたアメリカ全土での販売が開始され、セレブや若者を中心に瞬く間にその人気は広まったのです。
この時、アメリカにブーツを輸入した男性こそ、現在は世界中で人気となっているUGGブーツの創設者、ブライアン・スミスです。

商標をめぐって

1995年、UGG側がUGH商標を買い取る事になりました。
この時に交わされた譲渡条件は「1万ポンド(日本円でおよそ130万円)の譲渡金と、生涯UGGのブーツを年3足貰うこと」だったそうです。

カンガルーは名前がないからカンガルーになった?

お腹に赤ん坊を入れて、ピョンピョンと跳ねる姿が愛らしいカンガルー。そんなカンガルーは、なぜカンガルーという名前になったのでしょうか。
語源を探ると面白いエピソードがありました。

カンガルーは存在しない

その昔、西洋人が初めてカンガルーを目にした際、現地の人に対して「この動物はなんという名前なのか?」と尋ねました。
しかし現地の方はなんと伝えて良いか分からず、「分からない」と答えたそうです。
この「分からない」が現地語で「カンガルー」と発音することから、西洋人は「あの動物はカンガルーという名前なのか」と勘違いからこの名前が定着したというエピソードがあります。

しかしこの説は有力なものではなく、本来「跳ぶもの、跳ねるもの」を意味する「Gangurru」が変化して「カンガルー(kangaroo)」になったという説が有力になっています。

前半のエピソードは英語の教科書などに載ってしまった事もあり、世間に広く誤解を招いてしまったエピソードだということです。

ボウリングで連続ストライク!正式な呼び名とは

ボウリングで3回連続でストライクを取ることを『ターキー』と呼びますが、由来は何?
4連続以上の連続ストライクの時は何て言うの?

今回の雑学ではボウリングのストライクの数え方についてご紹介します。

ストライクの呼び方が決まるまで

ボウリングで10ピン全て倒した時にストライクと呼びます。このストライクを3回連続成功する事をターキーと呼ぶようになり、そこから最大12回連続ストライクまでの名前が決まりました。

ターキーの由来

その昔、3回連続ストライクを出した時に、お祝いとして七面鳥の調理を振る舞った事からこの名前が定着しました。
3連続の時にだけターキーという名前が付いている状態がしばらく続きましたが、それ以外の場合で呼び名が無いのはおかしいということになり、全ての回数の場合の呼び名が決まりました。

ストライクの呼び名

1回目のストライクから最大12回連続ストライクまでの名前は次の通りです。

1回目ストライク
2連続バックス・トゥ・バック・ジャック
3連続ターキー
4連続ハムボーン
5連続ヤッツィー
6連続シックスパック
7連続セブンパック
8連続エイトインナロー
9連続ナインインナロー
10連続テンインナロー
11連続イレブンインナロー
12連続パーフェクト

バレンタインにチョコレートを送るのは日本だけ?

本日2月14日バレンタインデーです。一年の中で女性から男性に対して愛の告白と共に、チョコレートを渡す恒例の行事です。このバレンタインの起源は何なのでしょうか。チョコレートを贈る意味とは何なのでしょうか。

今回の雑学ではバレンタインデーの不思議についてご紹介します。

バレンタインの始まり

現代では思いを寄せる男性に対して、女性側からチョコレートを送る事が通例になっています。しかしここ近年では友チョコといって、仲の良い女の子同士でチョコを送り合ったりもしているようです。

バレンタインが発祥したのは今からおよそ2300年も前、ローマ帝国時代の事。

2月14日は女神ユノの祝日である。ユノは全ての神の女王であり、家庭と結婚の神であった。翌2月15日は豊作を祈願する祭りが行われていた。当時の若い男女の生活は完全に別々にされており、この祭りの最中だけはパートナーとして過ごすことが許されていた。

パートナーを決める際、前日の2月14日に、女達は男の名前を書いた紙を桶に入れ、男はその紙を引いてパートナーが選ばれていた。パートナーとなった若い男女は、一日の内に恋に落ち、結婚にまで発展するカップルも少なくはなかった。

しかし兵士が結婚する事は良しとされてはいなかった。これは戦場に出陣した際に、故郷に残してきた妻を思い、士気が下がるためとされていた。

しかしキリスト教司祭であったヴァレンティヌス(バレンタイン)は、秘密裏に兵士たちを結婚させていた。この事がバレてしまい、バレンタインは女神ユノの祝日である2月14日に処刑される事となる。

以降、バレンタインの行動を祭る意味として、2月14日が恋人たちの日となったのが一般的な説である。

日本でのバレンタインの歴史

日本では1950年代の後半に流行。これは戦争の為に来日した外国人によって広められたようです。しかし行事として根付くことはなく、その後1970年代に入ってから全国的に普及するようになります。

当時の製菓会社のアイディアで「チョコレートを渡すのが良いのではないか」という考案が大々的に宣伝され、現在の女性から男性にチョコレートを贈るという日本独自のバレンタインデーが出来上がったのです。

この製菓会社というのがどのお菓子メーカーの事なのかは非常に沢山の説があり、どの説も我が社が初めだと主張していて決定的な確証にはいたっていないのです。

日本独自の発展を遂げたバレンタインデーですが、近年では韓国などにも日本のバレンタインデーが広まり、似たようなイベントの日になっています。

また、世界各地では、チョコレートはおまけ以下の扱いです。贈ってもいいし、贈らなくてもいいです。チョコレートよりも花束や宝石類などを贈る事が一般的です。

すき焼きの由来と語源

現代では丸く浅い鍋に具材を敷き詰めて調理する方法が一般的ですが、すき焼きの始まりは全く想像も出来ない調理方法でした。

今回の雑学ではすき焼きのルーツについてご紹介します。

すき焼きの始まり

すき焼きは江戸時代で既に食べられていた料理とされています。しかし現代のように、鍋に食材を敷き詰めて作る方法ではありませんでした。すき焼きは農家の間で広まったとされ、すき焼きの始まりは農作業で土を掘り起こすために使う鋤(すき)の鉄の部分を熱し、そこに肉や野菜、魚などを焼いて食べたのが、すき焼きの始まりです。

すき焼きの由来と語源

鋤(すき)

その後に全国的に広がりをみせ、庶民的な食べ物として認知されてきました。この頃に東京の下町を始めとして、割り下を使う現代のすき焼きの形が出来上がったとされます。

犯罪に「手を染めた」のになぜ「足を洗う」のか

ものの例えで、悪いことをした時には「手を染める」といいます。そして反省したり辞める際には「足を洗う」といいますね。なぜ手を染めたのに洗うのは足なのでしょうか。

今回の雑学ではこの二つの言葉の意味について探ってみました。

「手を染める」とは

手を染めるという言葉を辞書で引いてみると、『物事の始まる。着する。関係を持つ。』と出てきます。つまり手を染めるのは悪いことだけに限ったわけでは無く、全ての物事に対して使われる言葉になります。

元々は「初める(そめる)」という字が起源になります。新年に筆と墨で書き初めをする。これと同じで「初」は「そ」とも読みます。

この「初める」という字が「染める」に変わったわけとして、物事に浸かってしまうと中々抜け出すことが出来ないといった意味から、手を染料で染めると色が落ちにくい、 という意味をかけた言葉になったのです。

「足を洗う」とは

手を染めると同様に、悪事だけに使われる言葉ではありません。何か物事や職業を辞める時などにも足を洗うという言葉が使われます。

この言葉の語源は寺の修行僧が足を洗う場面からきています。

寺の僧は修行のために裸足で外を歩いていました。寺に戻ってくると水で足を洗い流すのですが、この時に汚れだけではなく、俗世間のけがれも同時に清めたといいます。この事から「足を洗う」とは、けがれを清める=悪い事から脱却するという意味合いで使われるようになっていったのです。

最後に

つまりこの二つの言葉の語源は全く別のところから生まれたものであり、対をなす言葉ではありません。手を染めたからといって足を洗ってもおかしいことはないのですが、手は汚れたままですね。

一度その手で犯したあやまちは元に戻せずに汚れたままで生きるしかないという事でしょう。

関係のないはずの二つの言葉が、うまく結びつけれたような気がします。

カボチャの名前の由来はポルトガル語?

カボチャの原産国はアメリカです。しかし名前の由来はポルトガル語が関係していることが分かっています。
今回の雑学では、なぜ「カボチャ」という名前になってしまったのかをご紹介します。

カボチャの産地

カボチャが初めて作られた、つまり原産国はアメリカになります。その後世界に広まり、現在では中国、インド、ウクライナ、アフリカなどが主な生産国となっています。

ちょっとした勘違いでカボチャになってしまった

日本にカボチャがやってきたのは1500年頃。北九州の港にやってきたポルトガル船によって輸入されました。そのポルトガル船に積まれていたカボチャはカンボジアから持ってきたもので、「カンボジア」が訛って「カボチャ」に変化したと言われています。当時はカボチャがカンボジア原産と勘違いされていたようです。

漢字の由来

カボチャは漢字で「南瓜」と書きます。カボチャはウリ科の仲間ですので、瓜という漢字を使うのは分かりますが、南にはどういった意味があるのでしょうか。

この南という意味は「南蛮渡来」を意味しています。南蛮とは南方の野蛮人の略語で、東南アジア地方を指す言葉です。ポルトガルなどの貨物船は東南アジアを迂回して日本にくるため、南蛮渡来という言葉が生まれました。

つまりカボチャは、南蛮渡来でやってきた瓜ということになります。