「だらし無い」の「だらし」って何?

身だしなみや部屋が汚かったり、遅刻が多かったり、異性関係やお金の使い方にまで幅広く使われる「だらし無い」という言葉ですが、「だらし」とは一体何のことを指しているのでしょうか。

今回の雑学では、「だらし」の語源についてご紹介します。

「だらし」は業界用語?

「だらし無い」の「だらし」とは、元々「しだら」という言葉でした。「しだら」とは、和太鼓や笛などで演奏される邦楽の手拍子の事で、このことから「調子が狂う」事を「しだらが無い」と言われ始めました。

江戸時代には既に言われていた言葉で、現代でいう「銀座」を「ザギン」と呼ぶような業界用語のように、言葉遊びとして「しだら」が「だらし」と呼ばれるようになったのです。

ブービー賞はなぜ最下位からニ番目?

ゴルフやボウリングなど、スコアを競い合ってランキングを出す競技において、優勝はもちろん最下位から二番目の選手にも賞品が送られることがあります。それがブービー賞です。ブービーとは本来最下位を指す言葉なのに、なぜ二番目の選手なのでしょうか。

今回の雑学では、ブービー賞の由来についてご紹介します。

優勝は諦めてブービー狙いが続出?

ブービー賞が誕生したばかりの頃は、「ブービー(booby)」の意味そのままに、最下位の選手に対して賞品を与えていました。気を落として欲しくない意味合いも込め、その賞品もジョークを効かせたものが多かったのです。

しかし日本では最下位の選手がかわいそうだからと、優勝賞品に匹敵する程の豪華賞品を与えるようになっていきました。そのことで、最初から勝負を捨ててわざと最下位を狙う選手が続出してしまったのです。

これではゲームが全く面白くなくなってしまうので、わざと狙うことが難しい順位に、ブービー賞を移したというわけです。

アイシャドウの起源はオシャレのためじゃなかった

目の周囲に影を付けることで、顔を立体的に見せる効果のあるアイシャドウですが、その起源は現代のようにオシャレのために行うものではありませんでした。

今回の雑学では、アイシャドウ起源についてご紹介します。

アイシャドウの起源

アイシャドウを歴史上初めて使用した人物は、世界三大美女に数えられるクレオパトラという説があります。これはあくまでも俗説ではありますが、古代エジプトがアイシャドウの起源である事は間違いなさそうです。

古代エジプトの壁画に描かれた人物を見たことがあるでしょう。壁画に描かれた人物には、目の周りを囲うようにアイシャドウが引かれている事が分かります。そして女性だけでなく、男性の目にもアイシャドウが引かれています。これはオシャレのためではなく、魔除けの意味が込められているという言い伝えもあります。

しかし実際には魔除けよりも虫除け対策のためであることの方が強いようです。エジプトでは人の眼球に卵を産み付けてしまう恐ろしいハエがおり、そこからの感染病を防ぐためにアイシャドウを引き始めたのが、起源とされています。

おつまみの定番「柿の種」はちょっとしたうっかりから生まれた

新潟県発祥で、その生産量も新潟県が90%を占める、おつまみの定番「柿の種」。今では海外進出も果たしている大ヒット商品はどのようにして生まれたのでしょうか。

今回の雑学では、柿の種の誕生についてご紹介します。

おっちょこちょいな誕生秘話

1919年に創業した柿の種の元祖「浪花屋(なにわや)」。なぜ新潟県なのに「浪花」なのかというと、大阪で作られていたアラレ作りの技術を取り入れて販売するようになったことから付けられました。

いつものように小判型の金型を使ってアラレを製造していたところ、うっかりとその金型を踏んでしまったのです。試しに三日月のように変形してしまった金型のままアラレを作ってみると、常連のお客さんに「柿の種に似ている」と言われ、評判も上々だったのです。これが、元祖「浪花屋」の柿の種の誕生です。

ちなみに柿の種にピーナッツが入っている理由は諸説あり、どれも決定的な確証にはいたりません。

アイスクリームはもともと薬として食べられていた?

子どもから大人まで、嫌いな人はいないはずのアイスクリーム。その発祥はデザートではなく、や栄養食品として食べられていたといいます。

今回の雑学では、アイスクリームの発祥についてご紹介します。

アイスクリームの歴史

アイスクリームが開発された当時は、現代のように生クリームなどが練りこまれているものではなく、天然の氷や雪に蜜や果汁などのシロップをかけて食べたのが初まりとされています。

当時は冬から氷を保管しておき、戦場にいる兵士の疲労回復薬として振る舞われていたのです。現在のようなアイスクリーム作りの技術はありませんでしたので、かき氷に近いアイスクリームだったようです。

これが後にデザートとして食べられるようになったのは、16世紀から17世紀といわれています。

頑張る時に目をキリッとさせるのには理由がある?

「よし、頑張るぞ!」と意気込む際に、目をキリッとさせて眼力が強くなってしまうものです。しかしそれは「頑張る」の語源を知れば当然の行動だったのです。

今回の雑学では、「頑張る」の語源をご紹介します。

「頑張る」の語源

その昔、「頑張る」とは「見張り役」を意味する言葉でした。見張り役は気の抜けない仕事なので、常に神経を集中させて気合を入れておかなければなりません。自然と眼力が強くなってしまうものです。

このことから、本来の「頑張る」は「眼張る」という字が使われていました。

その場から動かずにジッと耐える様子が、「眼張る」から「頑張る」へと転じた理由であるという説があります。

ポン酢の「ポン」って何語?

鍋にはもちろん、肉料理や魚料理、サラダにいたるまで。万能な調味料である「ポン酢」。和食の調味料として捉えられがちですが、ポン酢の「ポン」とはどういった意味なのでしょうか。

今回の雑学では、ポン酢の発祥について迫っていきます。

「ポンカン」のポン?

ポン酢には柑橘類が必要不可欠です。この事から、柑橘類の一種である「ポンカン」から取って、ポン酢というネーミングになったという説がありますが、これは間違い。ポン酢にはポンカンが使用されることはなく、レモン、ライム、ダイダイ、ユズ、スダチ、カボスなどが使われます。

これらの柑橘類の絞り汁に、酢を加えて味を整えるとポン酢が完成します。

ポン酢の語源はオランダ語の「ポンス」が転じたもとされます。ポンスの語源はヒンドゥー語で「5つ」を意味する「ポンチ」からきています。ポンスは酒に柑橘類の果汁、砂糖、調味料を混ぜたカクテルの事。

これが次第に柑橘類の絞り汁の事ををポンスと呼ぶようになり、酢を合わせて味を整えることから「ポン酢」となったのです。

一般的にポン酢に和食のイメージが強いのは、ポン酢に醤油を加えた「ポン酢醤油」が最もポピュラーなポン酢であるからです。

「誤魔化す(ごまかす」のルーツはお菓子?

適当に言葉を濁し、その場を取りつくろう時などに使われる「誤魔化す」という言葉。この言葉は江戸時代からあるようですが、今回の雑学ではその語源をご紹介しましょう。

お菓子が語源?

「誤魔化す」の言葉の語源には諸説ありますが、その中の一つが、江戸時代に作られていたお菓子からきているというもの。そのお菓子の名前は「胡麻胴乱(ゴマどうらん」といい、小麦粉と蜜と胡麻を混ぜて練ったものを焼き上げるお菓子で、ぷっくりと大きく膨らんだ外見をしています。

しかしその団子は、大きさこそあるものの、割ってみると中身は空洞なのです。

この事から、適当に取りつくろう様子や、相手をあざむくような行為を「胡麻菓子」から転じて「誤魔化し」になったというわけです。

ギリギリの状態を表す「土壇場」ってどんな場所?

人生の崖っぷちに立たされ、究極の選択を強いられている。そんな状態の事を「土壇場に立つ」といいますが、土壇場とはどういった場所なのでしょうか。

土壇場は本当に人生の最後の瞬間の場所

土壇場とは、江戸時代に死刑を宣告された罪人を斬首刑する際、地面に土を盛ってその上で首を切り落としていました。この盛ってある土が「土壇」と呼ばれていました。土壇の前には落ちた首が入る穴まで掘られていたのです。

この事から切羽詰まった状態に立たされることを「土壇場に立つ」と言うようになったのです。

現代では土壇場に立たされても、その後の選択次第では危機を脱することが出来るでしょう。しかし江戸時代では土壇場に立たされたが最後、二度と起死回生を図ることは出来ないでしょう。

「逆鱗に触れる」の逆鱗とは何のウロコ?

逆鱗に触れる」とは、目上の人を怒らせるという意味。人を怒らせる意味と勘違いされやすいですが、目下の人間を怒らせてしまった場合には「逆鱗に触れる」という言葉は当てはまりません。さて、この「逆鱗」というのは一体何の事を指しているのでしょうか?

あの生物のウロコの事

「逆鱗」とは書いて字のごとく「逆さまの鱗(ウロコ)」の事です。それも魚や爬虫類などといった生き物ではございません。誰しもが知る架空の生き物、「龍」の鱗なのです。

中国戦国時代に書かれた『韓非子(かんぴし)』という書物によれば、龍のアゴの下には一枚だけ逆さまに付いた鱗があり、その鱗に触れたが最後、普段は大人しい龍は怒り狂って触った者を殺してしまうとあります。

この事が転じて、目上の者を怒らせることを「逆鱗に触れる」と例えられるようになったのです。